急上昇キーワードを把握できるGoogle・Yahoo!のお役立ちツール5選

[著]
ファーストビュー

「ブログやサイトを更新してもアクセス数が伸びない!」「新商品の広告を始めたけど反応が弱い!」

その理由はもしかしたら、読者が「今」この瞬間に欲しい情報・モノにフィットしていないからかもしれません。

ネット検索をしている読者や消費者たちの興味のベクトルは常に動き続けています。「今日、今」の興味にピッタリと沿う情報を提示してこそ、初めて「これを読みたい」「これが欲しい」という意欲を生み出すことができるのです。

そこで使いこなしたいのが「検索トレンド」をリサーチできるツール。今回は代表的な「Googleトレンド」や「Yahoo!検索データ」等の特徴や、情報の使いこなし方について紹介していきます。

1.Googleトレンド

https://www.google.co.jp/trends/

「Google」が提供する検索ワードの動向データ表示サービス。キーワードを打ち込むことで、2004年から現在までの該当キーワードの人気度の推移、地域別の人気度、関連するキーワードを調べることができます。

また人気度の推移グラフは、1年ごとのデータ・過去12ヶ月・過去9ヶ月・1ヶ月・1週間…という短いスパンの調査にも対応。SEO対策・販売動向の調査等、幅広いトレンドリサーチに使えるサービスです。

発信したいキーワードの検索数が上がる時期をチェック!

Googleトレンドのデータを使いこなせば、「自分が発信したい情報を出すべきタイミング」を調べることができます。

例えば「日焼け対策グッズ」を販売するとしてみましょう。「日焼け」に対する消費者の興味は、一年のうちでいつ頃高まるのでしょうか?

「日焼け」というと「夏」というイメージがありますが、上記のデータからは年々「日焼け対策」への興味の動向が早まっていることがわかります。

2015年のキーワード検索の第一ピークは「5月」。ゴールデンウィークのレジャー等での日焼け対策を考える人・美白対策に敏感な人は、4月中旬~後半頃から「日焼け対策グッズ」を探し始めていることになり、販売準備・宣伝は「4月からが効果的」と考えられます。

またGoogleトレンドでは同時に5つまでのキーワードの人気比較を行うこともできるので、「どんなキーワードを使うのが効果的か」を考えるのにも役立ちますよ。

2.Yahoo!検索データ

http://searchranking.yahoo.co.jp/

「Yahoo!JAPAN」が展開する検索動向ランキング。「Yahoo!」で多く検索されたキーワードや画像・動画・人物・グルメ等を月間ランキング・週間ランキング・デイリーランキング・現在ランキングで確認できます。

yahoo検索データ
2015/11/17 11時更新の急上昇キーワード

「急上昇キーワード」で短期トレンドをチェック!

Yahoo!検索データで最も使いこなしておきたいのが「急上昇キーワード」です。「急上昇キーワード」とは、検索数が前日・前回調査に比較して著しいアップを見せているキーワードのこと。10分毎の検索数ランキングの推移のほか、前日比での急上昇ランキングもチェックできるので、「今日、今、多くの人が注目している話題」を簡単に調べることができます。

急上昇キーワード検索はGoogleトレンドにもありますが、「10分」という短いスパンでのトレンドランキングがあること、ランキングキーワードの概要がわかりやすく併記されているという点で、「Yahoo!検索データ」が一歩抜きん出ていると言えるでしょう。

短期トレンドは更新頻度の高いブログやニュース系サイト等の話題作り、SEO対策などに有効です。また短期トレンドを頻繁にチェックすることで、読者・消費者がテレビ・新聞・ネット等のメディアから提供される情報のうち「どの情報に興味を持つのか」という嗜好ベクトルを把握しやすくなります。

3.BIGLOBE旬感ランキング

http://search.biglobe.ne.jp/ranking/index.html

ポータルサイト「BIGLOBE(NECビッグローブ)」が提供するトレンド分析ランキング。男性・女性それぞれの急上昇キーワード、10代~50代の年代別の急上昇キーワード、都道府県別のデイリーランキングとマンスリーランキングもチェックすることができます。

旬感ランキング年代別
女性年代別ランキングで過去一週間の急上昇キーワードを検索

独自の多角的分析で「ターゲット層のトレンド」も掴みやすい

「BIGLOBE旬感ランキング」の特徴は、BIGLOBEサーチによる検索数のデータ動向のみならず、テレビの露出時間、ブログ内に登場するキーワード等も計測して独自のランキング算出を行っていることです。

そのため、例えば「50代男性」と言ったパソコン・スマホのライトユーザー層が多い世代のトレンド動向なども把握しやすくなっています。サイトで販売する商品や読者のターゲット層がある程度限定されている場合には、この「BIGLOBE旬感ランキング」のトレンドも合わせてチェックしておきたいところです。

4.@nifty瞬!ワード

http://search.nifty.com/search/shun/

「アット・ニフティ(@nifty)が提供する人気ワードのランキング。ランキング更新は原則1時間毎に行われており、約5時間前までのトレンド動向を1時間毎にチェックできます。

ランキングは@niftyが提供する検索サービス「@search」の検索データに基いており、独自アルゴリズムによって算出されているのが特徴です。そのためGoogleトレンドとは一味ちがったランキングが出てくることも多い傾向にあります。より多角的なトレンド把握をしたい時に抑えておきたいランキングと言えるでしょう。

nifty瞬!ワード
2015/11/17の10:00~11:00の最新情報

@niftyツールバーを使って「1年前のトレンド」もチェック

@niftyが提供しているツールバーをブラウザにインストールすると、ブラウザ上で常に「瞬!ワード」をチェックできるようになります。

そして、もう一つ便利な機能がツールバー独自の機能「ちょうど1年前の瞬ワード」の表示です。「××から1年」という話題提供をブログに盛り込んだり、1年前のトレンドアイテムに現在も需要があるのかを確認するのにも役立てることができます。

5.ついっぷるトレンド HOTワードランキング

http://tr.twipple.jp/hotword/

「Twitter」を閲覧・投稿するための専用アプリ「ついっぷる」が提供しているツイートトレンド・ランキング。2010年から現在までのツイート(キーワード)の動向をいま現在/今日/昨日/今週/今月/今年と、6つのスパンからランキング化してくれます。

ランキングは100位まで表示可能。またリツイート数の多いツイートや画像、ニュースツイートのランキング等もチェックできます。

ついっぷるトレンド
ついっぷるの最新HOTワード

リアルタイムの「ネットトレンド」を把握しよう

Twitterのキーワードトレンドの特徴は、テレビ等のマスメディアに対する感想、映画やマンガなどカルチャー性の高い話題、「ネット独自のネタ・動画」が盛り込まれやすいという点が挙げられます。これらのトレンドは爆発的な話題となることも多く、テレビ・新聞メディアはそれらに対して「後から乗り込む」という状態です。

Twitter等のSNSでの宣伝、毎日更新のブログ等、更新頻度の高いコンテンツの話題探しや注目を集める手段として、Twitterのトレンド動向は抑えておきたいところ。

ただし、Twitterのトレンドは他のトレンド動向と比較して非常に推移が激しいという傾向を持っています。

例えば3日前のトレンドは「すでに終わった話」として無視されてしまう可能性も大、というわけです。「熱しやすく冷めやすいトレンド」という特徴を踏まえた上でランキングをチェックしておきましょう。

最後に

Google、Yahoo、Twitterなど、検索サイトやSNSのトレンド情報はそれぞれ異なる特徴を持っています。複数のトレンド情報を比べてみることで、自社商品やブログに絡めやすい情報をどのランキングから取得しやすいか徐々にハッキリしてくることでしょう。

人気急上昇キーワードや最近よく検索されているワードを活用して、自身のサイトやブログへのアクセスアップに繋げましょう。SNS上でも拡散されやすくなります。

また毎日トレンドをチェックし「なぜ、このトレンドが生まれたのか?」という背景を考える習慣を持つことで、「ユーザーのニーズに沿ったコンテンツ」も作りやすくコンテンツを充実させることができるはずです


10万いいね!目指してます。

   

   

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