Instagram(インスタグラム)は、いまや単なるSNSではありません。マーケティング施策の中でも実践的な手法として、あらゆる場面で活用されています。
当記事ではInstagramで効果を上げるためのポイントについて探るとともに、さまざまな活用事例についてまとめました。
Instagramをもっとマーケティングで活用するためにも、またInstagramの活用を検討したことのない方にもぜひ参考にしていただければと思います。
目次
Instagramで「いいね!」とフォロワーを増やすには
「いいね!」とフォロワーの数が成否を分ける!
Instagramをマーケティングに活用する上で、はじめに理解しておかなければいけないことがあります。それは、「いいね!」とフォロワーを増やす必要があること。この2つは投稿の影響度に直結してくるため、Instagramマーケティングの成否を握るとも言えます。
ということで、まずはInstagramで「いいね!」とフォロワーを増やすためのポイントについてまとめます。
人気の出る投稿にする7つのポイント
さて、「いいね!」のたくさんつく投稿、もしくはたくさんのフォロワーを抱えるアカウントにするためにはどのようにすればいいのでしょうか。いくつかポイントやコツがあるので、順にご紹介していきましょう。
1.他人のアカウントに「いいね!」する
「いいね!」とは投稿が気に入ったときにするもの。でも、それだけではありません。お返しをするときにも「いいね!」することがあります。例えば、自分の投稿に「いいね!」してもらったお返しに「いいね!」するのです。
世の中、ギブアンドテイク。「いいね!」が欲しいなら、まずは自分から「いいね!」していきましょう。
「いいね!」をすることで、さらに期待できることがあります。それは、自分のタイムライン(投稿)を見に来てもらえること。Instagramをやっている人なら分かると思いますが、自分の投稿を誰が見てくれているのか、どんなアクションを取ってくれているのかとても気になります。
「いいね!」をくれているユーザーをチェックしたり、投稿が気に入ればフォローしてもらえることもあるでしょう。ぜひ積極的に「いいね!」していきましょう。
2.興味を持ってくれそうなアカウントをフォローする
「いいね!」をつけることと似ていますが、他アカウントをフォローすることも大切です。いわゆるフォロー返しをしてもらえることだってあるでしょう。興味を持ってくれそうなアカウントは、どんどんフォローしていってください。
3.ハッシュタグを活用する
Instagramには、よく使われるハッシュタグがあります。また、時期によってよく使われているハッシュタグもあります。ハッシュタグを活用することで、その投稿を見つけてもらえる確率がグッと高まるのです。
ハッシュタグの流行やトレンドについてもウォッチしながら、自社の投稿へのタグ付けをしていってください。
ところで、ハッシュタグの数はいくつくらいが良いのでしょうか。Twitterでは2~3個の場合が多いのですが、Instagramでは10個以上つけるケースが見られます。
おおむね、10個前後までは許容範囲のようです。Twitterは文章が中心なのでハッシュタグが多いと邪魔になりますが、写真が中心のInstagramではある程度ハッシュタグが多くても大丈夫です。
4.FacebookやTwitterなどのSNSと連携する
他のSNSも活用していきましょう。Instagramは、FacebookやTwitterなどのSNSと連携することもできます。SNSにシェアをしたり、他SNSのタイムラインにInstagram投稿を流すこともできるようになります。
また、ブログなどのメディアを運営している場合は、Instagram投稿をウィジェットで表示したり、Instagramアカウントへのリンクを貼ることも有効です。
5.投稿する時間帯や曜日を合わせる
Instagramに投稿する際は、時間帯や曜日を合わせるようにしてください。ユーザーがInstagramを最も見てくれている時間帯を狙って投稿するのです。
Instagramでは予約投稿ができませんが、Hootsuiteなど予約投稿ができるツールもあります。必要であればこういったツールも活用しながら、効果的に時間帯や曜日に投稿を配信するようにしてください。
6.プロフィールを充実させる
Instagramアカウントのプロフィールも、しっかりと設定するようにしてください。プロフィール写真や説明文を設定していないということは、スパムアカウントだと勘違いされてしまうかもしれません。
自社のサービスや製品の紹介文を載せたり、関連性の高いキーワードやハッシュタグを含めるようにしてください。
7.投稿を魅力のあるものにする
Instagramに投稿する内容は、ユーザーにとって魅力的なものでなければいけません。上でご紹介したポイントを万全に行っていたとしても、投稿自体がつまらないものであれば意味がありません。
マーケティング施策とは言っても、Instagramが写真共有サイトであることには変わりはありません。フィルタを使ったりしながら魅力的な写真を投稿していきましょう。
【注目】人気のハッシュタグとランキング
Instagramマーケティングのポイントとして、ハッシュタグの活用を挙げました。ハッシュタグを活用するといっても、どのハッシュタグを使えばいいのでしょうか。王道の方法は、人気のハッシュタグを使うこと。
ここからは、Instagramで人気のハッシュタグについて見ていきましょう。下記がInstagramで人気のハッシュタグランキングです。
- 1位 #love 925,433,515 投稿
- 2位 #instagood 424,703,822 投稿
- 3位 #me 378,107,090 投稿
- 4位 #tbt 353,185,246 投稿
- 5位 #follow 341,277,756 投稿
- 6位 #cute 340,357,564 投稿
- 7位 #followme 330,172,154 投稿
- 8位 #photooftheday 322,081,212 投稿
- 9位 #happy 306,925,439 投稿
- 10位 #tagsforlikes 303,977,604 投稿
世界中で最も使われているハッシュタグは、#love。#meや#happyなど、わかりやすいハッシュタグが人気だとわかります。シーンを問わずに使えるので、積極的に取り入れていきましょう。
2015年に国内でよく使われたハッシュタグについても見ておきましょう。こちらのランキングは、womedia Labo*(ウーメディア ラボ)を運営するトレンダーズ株式会社が発表したものです。
- 1位 #おうちごはん 219,862 投稿
- 2位 #ハロウィン(ハロウィーン) 208,376 投稿
- 3位 #プチプラ 123,480 投稿
- 4位 #自撮り 107,107 投稿
- 5位 #メイソンジャー 44,632 投稿
- 6位 #おフェロ 41,913 投稿
- 7位 #ココナッツオイル 29,852 投稿
- 8位 #ユニジョ 28,994 投稿
- 9位 #リンクコーデ 27,199 投稿
- 10位 #朝活 26,639 投稿
ファッション系やフード系のハッシュタグが多いことがわかります。Instagramは若者や女性のユーザーを多く抱えているので、ハッシュタグもそのようなランキングになっていますね。
流行についてウォッチしながら、人気のハッシュタグをうまく使っていきたいものです。
業種別Instagramの活用方法・コツ・成功事例
Instagramを活用する方法については上でご説明した通りですが、業種によって効果を上げるコツは変わってきます。
ここではアパレルと美容とフード業界に絞って、Instagram成功事例における各業種別のポイントに迫っていきたいと思います。
アパレルショップ編
BUYMA(バイマ)
https://www.instagram.com/buyma_official/
イベントURL
http://www.buyma.com/contents/instagram/?af=601>
ファッション通販サイトのBUYMA(バイマ)。2015年8月には、Instagramを活用したキャンペーン「#アイラブバイマ」を行いました。
このキャンペーンは、BUYMAのInstagram公式アカウントのフォロワーが3万人を突破したことを記念したもの。
イベントに参加する方法です。BUYMAの公式アカウント(@buyma_official)をフォローしたのち、#アイラブバイマというハッシュタグをつけてBUYMAの商品写真(キャプチャ)をInstagramに投稿します。
これで応募が完了。キャンペーンに参加した人の中から、3人のユーザーに投稿した商品がプレゼントされる流れになっています。1ヶ月に満たない応募期間だったにも関わらず、2,500件ほどの応募が集まったようです。
このキャンペーンでは、ユーザーとのつながりを築くためのストーリーができています。応募は簡単に済ませることができました。フォローとハッシュタグだけで応募が完了するので、応募へのハードルが低いんですね。
また、サービス期間中はタイムラインにクーポンも流れてきます。その場限りのキャンペーンだけではなく、長期でユーザーとのつながりをつくっていくことがわかります。
UNIQLO Kids × Locari(ユニクロキッズ×ロカリ)
https://www.instagram.com/locari_jp/
イベントURL
https://locari.jp/posts/32322
こちらも2015年8月に実施されたInstagramキャンペーンです。UNIQLO(ユニクロ)と、女性向けのライフスタイル系ウェブメディア「Locari」(ロカリ)のタイアップとして行われました。
このキャンペーンの趣旨は、UNIQLO Kids服の似合うおしゃれキッズを募集すること。見事選ばれた10人のキッズにはUNIQLOオンラインストアで使えるクーポンがプレゼントされるとともに、Locariの記事で後日紹介される特典付き。
UNIQLO Kidsを着たユニ子・ユニ男の写真を撮り、ハッシュタグ(#ユニクロと#ロカリユニコもしくは#ロカリユニオ)をつけてInstagramに投稿すれば応募完了です。
SNSを使ったマーケティングでは、それぞれのサービスの特徴やユーザー属性に合わせた施策にすることが肝要。Instagramは身近だけれどもおしゃれな写真の楽しめるSNSです。
もともとInstagramとファッションは相性が良いのですが、このキャンペーンではそういったInstagramの特徴を上手にとらえていることがわかります。
美容院編
Instagramは、SNSの中でも若年層に人気があることで知られています。女性ユーザーも多いため、美容院や美容師によるInstagramの活用事例が多数見られます。
よく取られている活用方法は、Instagramをヘアカタログとして活用している事例。ヘアアレンジを探すのは、以前は書籍が中心でした。
ハッシュタグで自由に投稿を探すこともできるので、いまではInstagramでヘアスタイルを探すことが一般的になってきています。
kanekomayumi12
https://www.instagram.com/kanekomayumi12/
ACQCA aoyamaの金子真由美さんのInstagramアカウントです。個人のアカウントにもかかわらず、フォロワー数はなんと6万を超えています。
タイムラインでは、金子さんによるヘアアレンジが紹介されています。気になるヘアスタイルを探したり、プロのスタイリストによる技術を学ぶこともできますね。
Instagram上でも有名な金子さん。ヘアスタイルの書籍も出しているので、気になる方は探してみてください。
kentaman0910
https://www.instagram.com/kentaman0910/
福岡のスタイリスト、深見憲太さんによるInstagramアカウントです。深見さんのアカウントでは、Instagramをヘアカタログとして使っていて、スタイリングの過程(工程)についてはブログで公開されています。
メディアの使い分けや連携がうまく、Instagramの活用において参考になるポイントですね。なお後述する内容ですが、Instagramでは動画の投稿も可能です。
ヘアアレンジの方法を動画で紹介している美容師さんも多く、ハウツー系の投稿でもよく見られる方法です。
comsworks
https://www.instagram.com/comsworks/
Ryo komadaさんの公式Instagramアカウントです。特徴は、ヘアアレンジの手順をコマ割りにしていること。Instagramの1つの投稿、1枚の写真でヘアアレンジのステップが確認できます。
深見さんのようにメディアを分ける方法もあるのですが、1枚の写真にしてしまうのもいい手ですね。
コスメ編
資生堂
https://www.instagram.com/majolicamajorca.official/
資生堂はInstagramでのキャンペーンを頻繁に行っている企業の一つ。ユーザーを巻き込むキャンペーンがうまく、2015年1月に行われたものではスマホから遊べるスペシャルコンテンツとの連携がされています。
スマホからキャンペーンサイトをひらき、自分の顔写真を撮影。それをもとに似顔絵を作成し、メイクアップさせたのちにInstagramに投稿する流れになっています。
他にも、2015年7月にはultimuneブランドに合った写真を募集するなど、ユーザー参加型のイベントを開催しています。
FAVOR(フェイバー)
https://www.instagram.com/favor_official/
美容関連情報を発信しているメディアサイト、FAVOR(フェイバー)のInstagramアカウントです。FAVOR本体となっているウェブサイトでは、最新コスメグッズの紹介やレポートなどの情報が提供されています。
FAVORでは、Instagramとメディアサイトでは明確な線引きがされています。Instagramは、あくまでショーケースとしての役割なのです。Instagram投稿にはFAVORへのリンクが貼ってあり、そこからFAVOR本体へ訪問してもらう流れになっています。
飲食店編
Instagramはサッと気軽に写真投稿ができるので、フード系の投稿も非常に多いです。Instagramをマーケティングに活用している飲食店や食品会社も少なくありません。シンプルに食品を投稿しているものからライフスタイルを提案するものまで、さまざまな活用がみられます。
CHIPPRUSON(チップルソン)
https://www.instagram.com/chiestylee/
CHIPPRUSON(チップルソン)は、個人経営の小さなパン屋です。営業時間や取り扱い商品についての投稿もありますが、目を惹くのはそこではなく、パンの写真をおしゃれな作品として配信しているところですね。日常にとけこんだ、やわらかくおしゃれな写真がたくさん投稿されています。
Instagramで効果を上げるには、Instagramらしいコンテンツを提供することが重要。この点をおさえていないと、若者を中心とするInstagramユーザーからは支持されないでしょう。CHIPPRUSONはこれがとてもうまく、Instagramからファンになった方も多いと思います。
Starbucks(スターバックス)
https://www.instagram.com/Starbucks/
コーヒーショップのStarbucks(スターバックス)が運営しているInstagramアカウントです。ファンからの写真を中心に投稿を行っているところが一番の特徴ですね。社内だけでコンテンツをつくるのではなく、ユーザーと共同して作り上げていく。
こういったシステムが、熱心なファンを獲得することにもつながっていきます。TwitterやFacebookなどのSNSでは、今後もこういったユーザー参加型のキャンペーンが注目を集めていくことでしょう。
食べ物編
ダノングループ
https://www.instagram.com/babydanone/
イベントURL
https://www.danone.co.jp/products/kids_series/baby/kinenbi/
ダノングループのInstagramアカウントです。アカウントはあるのですが、投稿はありません。ハッシュタグを利用したキャンペーンです。2015年には、「#ベビーダノン記念日」というキャンペーンを実施しています。
イベントの内容は、ベビーダノンを食べている赤ちゃんの写真を募るもの。毎月抽選でフォトブックの作れるクーポンがもらえたり、グランプリに選ばれればひよこクラブのモデルになれます。
応募も簡単で、イベントタイトルのハッシュタグをつけてInstagramに投稿するだけ。記事執筆時点で第2弾まで行われており、2016年2月には第3弾も予定されています。
Instagramをキャンペーンの入り口にしているところが特徴と言えます。先にご紹介したStarbucksの事例では、Instagram上にコンテンツを構築していました。
こちらのキャンペーンでは、外部の特設サイトに投稿写真などのイベント内容がつくられていきます。
LOTTE(ロッテ)
イベントURL
http://odekake-lotte.jp/
ロッテの公式Instagramアカウントです。2015年8月から、ロッテの製品である「コアラのマーチ」か「トッポ」と一緒に撮影した写真を投稿するイベントを開催しています(2016年1月31日まで)。
ユーザーが投稿した写真は、イベントの特設サイトに掲載されます。イベントに参加したユーザーには、抽選で「コアラのマーチ」のグッズがプレゼントされます。このキャンペーンではInstagramだけでなく、Twitterからも参加が可能。
特設サイトへの掲載を希望しない場合のハッシュタグも用意されており、ユーザーへの配慮がしっかりと見てとれます。
Instagram動画広告のコツと成功事例
Instagram動画の特徴とメリット
Instagramは写真などの静止画だけでなく、動画の投稿も可能です。プロモーションに使うこともできるため、マーケティング施策としてぜひ活用していきたいもの。
YouTubeやVineなど、他の動画プラットフォームとの違いはなんなのでしょうか。Instagramの特徴についてまとめておきましょう。
- 月間アクティブユーザーが4億人を超える
- 写真と同じくフィルター機能が使える
- 動画時間は15秒まで(広告の場合は30秒まで)
- ユーザーの属性(年齢や性別、趣味など)によるセグメンテーションが可能
Instagram動画広告の最大のメリットは、おしゃれや流行に敏感な若年層にリーチできること。YouTubeなどの他サービスと比較して、ユーザー属性がまとまっているのです。
もちろんターゲットを明確に定義することはも大切で、その点がハッキリしていればより効果の上げやすいプラットフォームだと言えるでしょう。
動画広告を配信する際のコツ、気を付けること
Instagramで動画広告を配信するときのコツをいくつかご紹介しておきましょう。Instagramは手軽におしゃれに敏感な若者に人気のSNSです。
そのため、動画広告で効果を上げるためにはそれにマッチする動画を配信していかなければいけません。後述する成功事例を見てもらえれば、その点はご理解いただけるかと思います。
またInstagram動画広告では、ビジネスらしさを出さないように気をつける必要があります。
Instagramマーケティングでは、最初にまとめたように「いいね!」やフォローの数を増やす必要があります。そのためにも、ユーザーに気に入ってもらう魅力的な動画広告を配信していかなければいけないということです。ビジネス色が見えすぎてしまうと、ユーザーの支持が得られず期待したアクションを取ってもらえなくなるでしょう。
ここからは、Instagramの動画広告を利用した成功事例を5つ見ていきましょう。
GE × Instagram
https://www.instagram.com/generalelectric/
アメリカの製造業大手、GE(ゼネラル・エレクトリック)によるInstagramアカウントです。配信している動画は、ものづくりに特化した内容になっています。
自社の技術レベルをアピールする動画も多く配信されているのですが、視聴者の興味を惹くおもしろい動画も散見されます。Instagramを通してユーザーとの関係を構築していきたい。そういった好意的なイメージが伝わってくる事例です。
NASA × Instagram
https://www.instagram.com/nasagoddard/
最新技術を駆使した動画を配信している、NASA(米航空宇宙局)のアカウントです。ドローンを使って撮影されたと思われるダイナミックな動画や、CGを使って自然現象について解説している動画などが配信されています。
GAP × Instagram
https://www.instagram.com/gap/
アメリカのファッションブランドGAP(ギャップ)。1本15秒からなるミニドラマを配信しており、何気ない生活とブランドとの接点をアピールできる内容になっています。全部で12本のミニドラマがあり、全体で一つのストーリーになっています。
もともと静止画よりも動画の方がエンゲージメントが高いと言われていますが、このプロモーションではさらに高い反応が得られたとあります。商品ではなく、ストーリーを売っているとも言えますね。
Giorgio Armani × Instagram
https://www.instagram.com/chiaraferragni/
ジョルジオ・アルマーニの事例です。新製品のパフューム「Si」のプロモーションで、自社アカウントだけではなく、1億人以上のフォロワーを抱えるChiara Ferragniさんのアカウントとコラボしています。
Instagramに限った話ではなく、SNSではこういった影響力のあるユーザーと手を組むことはとても有効ですね。
ZARA × Instagram
https://www.instagram.com/zara/
ファッションブランドのZARA。配信している動画は正統派なもの。ひねりはないのですが、それだけにストレートにブランドのアピールができています。毎日のように投稿がされています。
斬新で面白い!Instagramの活用例
最後に、アイデア溢れるInstagramの活用例を5つご紹介します。どれも斬新で目を惹くものになっています。
IKEA × Instagram
https://www.instagram.com/ikea_ps_2014/
家具大手のIKEA(イケア)によるInstagramアカウントです。Instagramの投稿を完全なオンラインカタログとして活用しているおもしろい事例です。
タイムラインを見てみましょう。テーブルや収納、照明などのカテゴリーが表示されています。閲覧したい商品のカテゴリーを選択すると、そのカテゴリーのアカウント(別アカウント)へ遷移します。大元のアカウントが、目次の役割を果たしているのですね。
Comodo × Instagram
https://www.instagram.com/explore/tags/comodomenu/
Comodoは、ニューヨークにあるレストランです。ハッシュタグを活用して、店舗のメニューをユーザー参加型で作り上げています。
使っているハッシュタグは、#comodomenu。提供されたメニューの写真を来店したお客さんが撮影する形式です。メニューの写真がInstagram上に集まるのです。
実際に運ばれてきた料理が見られるので便利ですし、店舗と一緒にコンテンツを作っていくところもおもしろいですね。
adidas × Instagram
https://www.instagram.com/ADIDAS_PL/
スポーツブランドのadidas(アディダス)は、なんとInstagram上で楽しめるゲームを展開しています。タイムラインにはいくつかの数字が並べられており、それぞれの投稿をもとに暗号を解読していく流れになっています。暗号を解読できたユーザーには、スポーツシューズやサッカーボールがプレゼントされたようです。
Mazda × Instagram
https://www.instagram.com/mazdacanada/
自動車メーカーのマツダが展開しているInstagramアカウントです。Instagramのタイムラインには、ジグソーパズルのように写真が表示されています。それら複数の投稿が、全体で一つのイラストになっているのです。
写真やイラストを複数の投稿に分割するスタイルは、他にも多く見られます。投稿をタイル上並べることのできるInstagramの特長を活かしている、おもしろいアイデアですね。
Invisigram × Instagram
https://www.instagram.com/explore/tags/invisigram/
Invisigram(インヴィスグラム)は、ブラジルのNGO「TETO」によるキャンペーン。貧困に関する啓蒙活動の一環として、Instagramを活用した事例です。TwitterやFacebookほどの拡散は期待できませんが、写真による訴求効果はInstagramでしか得られないでしょう。
Invisigramのキャンペーン期間は12日間だったようですが、#invisigramのハッシュタグを付けた投稿は1,200まで到達しています。これをきっかけに、TETOには前年の34%増の寄付金が寄せられたようです。
まとめ
Instagramで成果を出すためのポイントや成功事例についてご紹介してきました。業種を問わず大切なことは、Instagramの特徴をとらえたコンテンツを提供していくことです。
商売っ気を感じさせず、ユーザーに支持される写真や動画を提供している事例が多かったですよね。
また、Instagramには若年層や女性ユーザーが多いことからも、ファッションや美容分野との相性が良いことがわかりました。他の分野での成功事例ではユーザー参加型の施策が目立っていましたね。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
飲食店の方へ
飲食店の方はこちらも記事もあわせてお読みください。Instagramマーケティングのヒントが得られるはずです。