会社経営者や個人事業主の方なら一度は学んでおきたいのが「ランチェスター戦略」。1914年にフレデリック・ランチェスターが発表した戦闘に勝つための法則をビジネスの現場で活用できるよう体系化したものです。
特に、中小企業などの弱者(シェア2位以下の会社)が強者(シェア1位の会社)と戦うことを想定した五大戦法は身につけておいて損はありません。
ランチェスター戦略 弱者の五大戦法とは?
弱者の五大戦法の概要を抑えつつ、どのようにWebマーケティングに落とし込んでいくのか見ていきましょう。
1.局地戦
ターゲットやエリアを限定し絞り込んで戦うこと。これらを絞り込むことで、顧客ニーズも競合優位性も明確になります。
検索連動型広告においても、「このキーワード群だけは優位表示シェアで勝つ!」、「この地域でのインプレッションシェアだけは勝つ!」といった選択が必要な場面がありますよね。
2.一騎討ち戦
競合の少ない戦いを挑むこと。可能であれば一対一に持ち込む戦い方。
Webサイトにおいても特定の競合と差別化をはかるポイントを精査し、訪問者にその差が伝わるコンテンツを磨き上げていくことが重要になります。
3.接近戦
顧客との距離を縮め、関係性を強めること。顧客の生の声やデータはマーケティングの宝になります。
FacebookやTwitter、LINE@等による密なコミュニケーションは弱者に欠かせない手法になってますよね。
4.一点集中戦
少ない兵力(資源)を分散させるのではなく、一つの領域に集中すること。
例えば、税理士事務所が「相続税申告」に特化したり、設計事務所が「平屋」の集客に集中したり。
5.陽動戦
弱者だからこそできるゲリラ戦、撹乱戦のこと。アサヒ飲料の「朝専用缶コーヒー」の成功事例が有名です。
実は、Instagramでバリバリ集客してるハウスメーカーも好例です(ニヤリ)
次回「ランチェスター式Web戦略塾2017」のご案内
ほんの触りだけでしたが、弱者の五大戦法とWebマーケティングの相性の良さはお分かりいただけたと思います。
たくさんの事例を見ながら、じっくり学びたいという方のためにランチェスター協会の常務理事である名和田竜氏とココマッチー代表川島康平のダブル講師によるセミナーを開催しています。
主催 | 特定非営利活動法人ランチェスター協会 |
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セミナー名 | 第2回ランチェスター式Web戦略塾2017 ランチェスター視点でWebサイトを総点検! |
日時 | 2017年3月10日(金)19:00~21:00 |
受講料 | 5,000円(税込) |
会場 | NPOランチェスター協会常設会場ランチェスターホール |
お申し込みはランチェスター協会のWebサイトからお願いします。