GoogleAdWordsの広告が不承認になる理由は様々ですが、「え?マヂか!?」という事案が発生したので社内への共有がてら書き記しておきます。
特に、さくらインターネットのレンタルサーバを使っている方は必読ですぞ。
Google先生から届いた一通のメール
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不承認の理由
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機能していないリンク先: AdWords 広告の関連性、利便性、操作性を維持するため、正常に表示されないウェブページにリンクしている広告は許可されません。たとえば、制作中のページやメンテナンスのため表示できないページをランディング ページにすることは認められません。広告を掲載するには、リンク先のパラメータが正しく入力されており、ウェブサイトがブラウザの種類やユーザーの所在地を問わず正しく表示される状態になっていることをご確認ください。
アプリ エンゲージメント広告をご利用の場合、ディープリンクの URL が正しく設定されていることをご確認ください。サードパーティのリダイレクト URL は使用できません。
広告の修正方法については、次の URL のポリシーをご覧ください。
どうやら、「広告のリンク先ページが表示されないのはダメよ」という警告らしいが、審査落ちしたのはディスプレイネットワーク用のイメージ広告の中の1つ。最近追加した広告ではなく、同じリンク先の広告は今まで通り配信されてます。
念のため、管理画面で広告をクリックしてみましたが、特に問題なくWebサイトは表示されます。レスポンシブなので、デバイスにより非表示になってしまうという不具合も考えられません。
Google先生に電話してみた
事情を説明して確認を求めたところ、「こちらではリンク先が表示されません」と言われました。
「ふぁっ!?こちらでは見えてますし、管理画面で直帰率や平均PVも測定できてますよね?」
「分かりました。調査後に折り返しご連絡させていただきます」ということで待つこと2日。何があるか分からないので、該当の広告は削除しておきましたとも。
返事がキターーーーーーッ!!
「やはり、何かしらアクセス制限がかかっていると思われます。ここは日本ですが、特殊なネットワークを使っています。アクセス制限を解除しないと、他の広告も不承認になる可能性があります」
やはり、「リンク先のWebサイトが見れない」という返答だったので、念のためサーバー側の設定を確認してみたところ・・・
国外IPアドレスからのアクセス制限
これね(笑)海外からのアクセス制限が思いきりかかってました。これがGoogleAdWordsの広告ポリシーに引っかかったというわけです。
さくらインターネットの場合、初期設定でアクセス制限が「有効」になっているため、手動で無効化する必要があります。
「さくらインターネットのレンタルサーバは多くのクライアントで使ってますが、これが理由で審査落ちしたのは初めてなので本当に驚きました」(埼玉県・40代男性)
アクセス制限をかけることもあるよね
アクセス制限を無効にして、「はい。めでたしめでたし」としたい所ですが、そんな単純な話ではないと思うわけです。
WordPressの改竄や各種スパム行為は海外から受けるケースがほとんど。
そのため、意図的にアクセス制限をかけているところもあります。正直、GoogleAdWordsを利用してるクライアントの中にもあります。
リンク先の要件(AdWords 広告掲載のポリシーより)
サイトやアプリは広告のターゲットとなる国や地域に関係なく、すべての国と地域で適切に機能する必要があります。
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/6368661?hl=ja
そうは言っても、別に悪いことしてるわけではなく、Webサイトを悪質な行為から守ってるだけなのですが・・・。
あなたはどう思いますか?