10月に入り、東京も朝晩は冷え込むようになってきました。暖房器具の事が脳裏をよぎる事も出てくる季節ですね。ただこれはあくまで東京の話です。日本は縦に長い島国ですから、季節物の商品は地域によって必要な時期が異なってきます。
実店舗のお客様はその地域に住んでいる方が大半ですが、ネットショップのお客様は日本全国に住んでいます。ネットショップでは商品を売り出す時期を実店舗以上に考えなくてはならないのです。
季節物の商品は実需要の2ヶ月前に設定する
わかりやすい例としてこたつがあげられます。一般的にこたつを使い始めるのは11月から12月くらいの家庭が多いため、ネットショップで売り始めるタイミングは9月の頭くらいになるはずです。ところが、東北や北海道などの北国では9月から10月にはこたつを使い始める家庭が多いそうです。つまり、北国に住んでいる人は8月のうちからこたつの購入を検討し始めるのです。そのため、このケースでは、販売開始に適しているのは8月の頭といえます。
ネットショップの場合は自社の実店舗や事務所がある地域を基準にするのではなく、日本全国の需要を念頭にいれなければなりません。そのため、ネットショップで商品の販売を開始するのに適しているのは実需要の2ヶ月前といわれています。
イベント関連の商品もなるべく早めに売り出す
例として、クリスマスをあげます。クリスマスプレゼントとして商品が売れるピークは12月に入ってからですが、早めに手配する人であれば11月のうちから比較検討をしたり、早めに購入したりします。ブーム性の高い人気商品であればあるほど、この傾向は強くなります。そのため、12月に入ってからクリスマスのキャンペーンを開始するようでは完全に乗り遅れてしまいます。この場合、11月の頭が販売開始に適しているといえるでしょう。
Googleトレンド 「クリスマス」の検索数の推移(2014年9月~2015年1月)
実店舗では陳列スペースに限りがあるため、シーズンの前に商品を取り扱うことはなかなか難しいです。しかし、ネットショップにはスペースに限りがありません。ネットショップにしかないメリットを積極的に利用し、売り上げの向上をはかりましょう。
準備開始は3ヶ月前を目処にする
掲載開始を実需要の2ヶ月前に設定するならば、コンテンツやページの制作を始めるのは3ヶ月前くらいがよいでしょう。オリジナル商品や新商品を売り出す場合には更に余裕をみるとよいでしょう。
ただ、早く作りすぎてしまうと、今年の流行や傾向が読みきれなかったり、情報が変わってしまい修正の必要が出てきたりするので、あまりに早くコンテンツやページを用意するのはおすすめできません。
まとめ
いかがでしたか?ネットショップで季節物の商品やイベント絡みの商品を販売する際はタイミングがとても大切です。自分自身の生活環境だけでなく、様々な人の視点に立って考えてみましょう。