インターネットを利用していると、「わかりづらい」「どうしたらいいの?」「なんだこれ!?」と感じるサイトに出くわすことがあります。そのようなサイトのほとんどは、個人のサイトか『中小企業』のサイトです。
人はそのサイトを見るか見ないかを、たったの3秒で判断すると言われています。もちろんサイトの内容は大切ですが、第一印象が最重要項目であることは確かなのです。
Webデザインのマイナスポイントをなくす
せっかくのサイト訪問者が、すぐにあなたのサイトから去ってしまうのは、Webデザインが原因かもしれません。
今回は、中小企業のWebデザインでよく見られる間違いを5つご紹介したいと思います。
- 1 どこにいるのかがわからない
- 2 どこを選べはいいのかわからない
- 3 色のせいでわかりづらい
- 4 読みづらい
- 5 情報が多すぎる
1.どこにいるのかがわからない
サイトを訪れた人が、サイトのコンテンツを読んでいるうちに、自分が今どこにいるのか迷子になることがあります。どこに進んで行けばよいのか、どこに戻るのかということがわからなくなるのです。
また、インターネットで検索して表示されるページはトップベージとは限りません。個別のページからあなたのサイトへ来たときに、ここはサイトのどのあたりのページなのかということがわからなければ、サイト内の他のページを見ることなく去ってしまうことでしょう。
いわゆる「パンくず」を使うことで、今どこにいるのかということをわかりやすくする必要があります。
2.どこを選べはいいのかわからない
サイトにやってくる人は、何かを求めてあなたのサイトに訪れてきます。求めているものがどこにあるのかが、すぐにわからないようなWebデザインだと、すぐにサイトを立ち去ってしまいます。
このページは何を提供しているのか、ここに来た人は何を得ることができるのかということが、簡単にわかるようになっていなければいけません。
また、広告なのか、コンテンツなのか区別がつかないようなサイトもあります。これでは、安心してクリックできないことになってしまいます。
3.色のせいでわかりづらい
派手な色やデザインは、たしかに目立つので、訪問者は手を止めるかもしれません。他とは違う色使いも個性的です。
しかし、チカチカして読みづらい、字と背景の色が似ているのでどこに何が書かれているのかわからない、長居したくないような色使いや不快になるような色使いなどは避けなくてはいけません。
また、読んでほしい部分を別の色でハイライトさせることがありますが、ハイライトがたくさんありすぎて効果がなくなっているサイトもよく見かけます。
4.読みづらい
たくさんの小さい字が、「ズラズラ、ズラー」っと並んでいるようなサイトを見かけます。このようなサイトは、ひと目見ただけで閉じてしまいたくなります。
見出しや小見出しなどを利用して、どこに何が書かれているのかをわかりやすくする必要があります。サイトを訪問した人は、見出しや小見出しだけをサッと斜め読みし、欲しい情報がありそうだと判断してから熟読する傾向があります。
また、フォントサイズや行間、マージンや文字間などと同じように、ページ全体の空白にも気を使う必要があります。
5.情報が多すぎる
1ページに情報が多すぎると、それだけで嫌気が差してきます。そのページのポイントが何なのかがすぐにわからないと、訪問者はすぐに立ち去ってしまいます。
あれも言いたい、これも伝えたいという気持ちはわかるのですが、訪問者は、そのすべての情報を求めて訪問してきたわけではありません。そのようなページは、読んでいても気が散ってしまい、かえって何も伝わらずに終わってしまうことになります。
また、ポイントがわかりづらいページは、検索エンジンの評価も低くなってしまうので、SEOという点でもマイナスになってしまいます。
まとめ
中小企業こそ、WebデザインやWebマーケティングが重要になってきているということは周知の事実です。しかしながら、中小企業のサイトを見ていると、「自分たちで使ってみれば使いづらいことがわかるだろうに…」と感じることが少なくありません。
「ホームページやインターネットのことなんてわからないから」と、自社のホームページやサイトを実際に使ったことがない、などということはありませんか?わからない人が使ってみる方が、サイトの問題点がはっきりすることもあります。
まずは、自社のホームページやサイトを、自ら訪問してみることをおすすめします。