セレクトショップ系のWEBサイトをデザインする場合、いくつか重視しなくてはいけないことがあります。
ネットショップに限ったことではありませんが、通信販売では対面販売と違って相手の顔が見えないからです。
販売者に親しみをもってもらう
セレクトしたバイヤーの顔を乗せるか否か
基本的にネットショップにおいて店長やバイヤーの顔を見せることは安心感につながるとされ、購入につながりやすくなると言われています。これは最近の野菜や果物などを売るときに生産者の顔を見せるのと同様の効果です。
つまり、サイトの雰囲気にどうしても会わないか、止むをえない事情がないかぎり、顔を出すことは重要です。
顔を出す場合プロフィールはどうすればいいか
プロフィールに関しては経歴だけでは不十分です。どういったつもりで商品をセレクトしているか、信用にたる人物なのかなどを提示するべきでしょう。
突飛な経歴を持っている場合は、カリスマ性をだすべく、自身の個性をありありとだし、どうして一流のバイヤーと言えるのかを示せば興味を惹かれるでしょう。
一方で、ロープライスな商品をセレクトしている場合は、カリスマ性よりも観覧者が共感できるような人物像の方が、「自分と同じ立場の人間」と捉え、セレクトの方向性に信頼感をもたせることができます。
いずれにしても、商品のラインナップと店長(またはバイヤー)を照らし合わせ、商品のイメージに合う部分を個人の魅力から探し出してアピールすると良いでしょう。
ブログを有効に活用する
ブログでは商品紹介より生活感を大事にする
TVCMなどの広告物の世界では、大きく分けると「企業のイメージアップ」を狙うか、「商品の購買欲」をそそられる作りにするかといわれていますが、ブログはイメージアップを狙うのに最適なツールです。
商品の魅力は商品ページで語っているわけですから、ブログで商品の紹介をする場合は適度に厳選して、むしろサイトや運営者のイメージアップさせるのに使うと良いでしょう。
WEBサイトにおいて店舗と大きく違うデメリットは「商品に直接触れられないこと」ですが、次に大きいのは「どんな人間が売っているか直接あえない事」です。商品に触れられないことに関しては最大限に商品ページでアピールするしかないですが、どんな人間かについては、ブログなどを使って、紹介すると効果的です。
商品の売り込みだけになってはいけない
つまり、イメージアップといっても好感度をあげられるようなエピソードを厳選するよりも、日常を描き、生活感をだせばおのずと、どんな人間か伝わっていく事でしょう。
勿論全く関係ない私生活ばかりよりサイトと関係ある記事を混ぜていく事も大事ですが、商品を売るためのページでなく、イメージをあげるためのページということに集中して作りこむべきです。
まとめ
このように、ネットショップでは親近感を抱いてもらったり、安心感をもってもらうことがとても大切です。
誰もが知っているような大手のショップであれば話は別ですが、通常は少なからず不安を抱いているお客様が大半なのです。
プロフィールページを充実させたり、ショップブログをうまく運用するなど、色々な工夫をすることがショップの売上アップに繋がるでしょう。