リスティング広告運用は、単なる「言葉遊び」や「数字操作」ではありません。何百万円、何千万円という、クライアントの大事な大事な広告費を預かる重要な仕事。
売上に直結するということは、クライアントの社員やその家族の生活すら変えてしまうという緊張感をもって臨まなくてはいけません。いや、本当に。
そこで今回は、「すみません」ではすまされない状況に発展しがちなミスをピックアップしてみました。
1.キーワード違う!
「平屋(ひらや)」じゃなくて「平谷(ひらや)」になってた!のように単なる変換ミスであれば、優秀なGoogleさんのおかげで、さほど暴発しないので救いようがあります。検索クエリをチェックすると、「あれ?意外にちゃんと出てるやん?」てなこともあります。
ただし、「平屋(ひらや)」と「平野(へいや)」のように読み方や意味が違うケースは危険。
- +平野 +40坪 (狭いなっ!?)
- +平野 +間取り (何部屋作れるねん!?)
なんて笑い話では済まないケースに発展するかも。
2.掛け合わさってない!
複合キーワードを登録する時、掛け合わせツールを使う派は多いと思います。ただ、Excelに抽出したキーワードを掛け合わせるという単純作業でウトウト。。。
- +札幌 +注文住宅
のつもりが
- +札幌
で暴発。太っ腹な広告主にならないよう注意です。
3.酷いクエリで予算消化!
「ニッチな地名キーワードなのに思ったよりクリックされるな~。広告文がいいのかな?」。なんて高をくくって検索クエリのチェックを怠ってはいけません。
- +月寒 +設計事務所
のクリックの大半を
- 月寒 川島康平設計事務所
なんて競合名が占めているかも。まぁ、競合名に意図的に出稿してればいいんですけどね。
4.審査落ちに気づかない!
意外に多いのが、広告文やキーワードの審査落ちを長期間放置してしまうミス。薬事法対応でWebサイトの修正待ちなんてケースは特に忘れがちです。
管理画面にログインしたら、コンバージョン数の前にアラートをチェックするクセをつけましょう。これ、約束。
Yahoo!プロモーション広告はダッシュボードタブの「お知らせ」、GoogleAdWordsは画面右上のベルマーク。審査落ちだけではなく、クレジットカードの決済エラーや予算切れも合わせてチェックですよ。
5.キャンペーン作成時のど忘れ!
キャンペーン作成時に、忘れがちなのが、
- 地域
- モバイルの入札単価調整
- 除外キーワード
- 広告表示オプション
の設定です。地域、入札単価調整比、除外キーワードの設定忘れはクリティカルな問題に発展する可能性大。特に、既存キャンペーンの分割時は気が緩みがちなので、ビシッとお願いします。
まとめ
すべての操作に対して二重三重のチェックができればいいのですが、積極果敢に運用すればするほど難しいのが現実。人間にミスはつきものとはいえ、今回挙げた5つのミスだけは絶対に避けなければいけないものとして、肝に銘じてください。
「にんげんだもの」
では許されないんです(キッパリ