クライアント不在?リスティング広告の報告会で意識したい3つのポイント

[著]
結局、コミュ力なのよね。

リスティング広告の運用結果をどのようにクライアントに報告するかは各社違いがあると思います。数値レポートをメールで送る、数値レポートに解説を書き添えてメールで送る、毎月顔を合わせてレポートの報告会を実施する等。

やり方は会社の方針やサービス形態で変わってくると思いますが、今回は報告会の満足度を高めるために意識したいポイントをまとめてみました。

1.クライアントは初見なのだよ

「2月は827,653インプレッションで・・・」と、いきなり数値を読み始めるのはNGです。クライアントは、そのレポートを初めて目にするという前提で進めなくてはいけません。

・まず、これは何のレポートかを伝える
例)2016年2月1日から2月29日のリスティング広告とFacebook広告の運用レポートです。

・ページをめくる毎に、何についてのページかを伝える
例)Yahoo!プロモーション広告の検索クエリをクリック数順でまとめたページです。

また、あらかじめレポートを送付しておくと親切ですが、どこまで目を通しているかは別問題。ちょっとしたコトですが、どちらも報告時に欠かせないポイントです。

2.クライアントのレベルに歩み寄ろう

リスティング広告のレポートは、どうしても専門用語のオンパレードになってしまいます。クライアントによっては、見たことも聞いたこともない用語ばかりということもあるでしょう。

・さりげなく口頭で補足する
CPAは12,000円〜 → CPA、獲得コストは12,000円〜

・用語集を資料に入れておく

・ひとこと伝えておく
「途中でも、分からない点があれば、どんどん質問してください」

何回目の報告会であっても、クライアントにとっては月に1回のイベントに過ぎません。毎日、広告の管理画面とにらめっこしてる私達とは違うということを忘れないでください。

3.クライアント不在になってないかい?

報告会はあくまでクライアントのためのもの。一方的にレポートを読み上げるだけなら、わざわざ赴く必要はありません。

・レポートだけを見ない
報告しながらも、クライアントに目・顔を向けて反応を伺いましょう。ニュースキャスターがカメラと原稿、交互に視線をおくるイメージです。

・端折るところは端折る
827,653インプレッション → 約83万インプレッション

数値データは正確に出す必要がありますが、口頭では適宜端折って、くどくなり過ぎないようにしましょう。

・質問をはさむ
眠気防止のためにも(?)、多少強引でもいいのでクライアント側にしゃべる機会を作ってあげましょう。

・他業種の話をはさむ
意外に満足度アップに貢献するのがこれ。他業種でうまくいった施策や他業種の平均的な数値等を話すと食いつきがいいようです。

まとめ

読み返してみると、リスティング広告の報告会に限ったことではなく、コミュニケーションにおける基本的なポイントということが分かります。

重要なのは「相手の目線・立場で考え、動く」ということ。

広告運用のスキルも大事ですが、コミュニケーション能力にも磨きをかけていきたいものです。実は、後者の方が差がつきやすいかもしれませんからね。


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