会社の規模に関わらず、社長さんの悩みは2つに集約されます。そう、「人」と「金」ですね。特に前者は、「人材=人財」の裏返しですから、小さな会社にとって採用のミスマッチは命取りになりかねません。固定費は確実に増えるわけですから。
WEB系の人材と言っても、リスティング広告運用を頼むのか、WEBサイトの制作・運用なのか、外注先のディレクションに専念してもらいたいのか・・・求める人材像は幅広いわけですし、ひょっとしたら営業と兼任ということもありえます。
面接にあたっては、あらかじめ質問事項をいくつか决めておくと思いますが、あまりにも基本的というか当然のことなので、つい聞き忘れてしまう質問を3つばかりお教えします。
1.Excelで知ってる関数を3つ教えてください。
「WEB系の人=OFFICEくらいできて当り前」なんて思ってると痛い目にあいます。事務系の求人であれば、「Word、Excelできる方」といった感じで必要なスキルを書くと思いますが、WEB系はそんなコト当然と思って、端折ってしまう項目です。リスティング広告は特にExcelスキルによって作業効率が変わってくるから要注意です。
「Excelできますか?」と抽象的な聞き方ではなく、「Excelで知ってる関数を3つ教えてください」と具体的に聞くことが重要です。「SUMと・・・」と詰まってしまうような人は要注意ですよ。
2.「3C」を説明してください。
小学生が全員九九を習うように、社会人にとっても知らないと残念な知識ってありますよね?業種にもよりますが、WEB系の人、ましてや中途採用であれば、マーケティングの基礎の基礎の基礎、「3C」くらいは空で説明してほしいものです。研修等で習う機会がなかったからしょうがないなんてレベルではなく、これまで自分で勉強する意欲がなかっただけなんですよ。え?この記事を読んでいるあなたが知らない??今すぐググってください。
3.ブラインドタッチできますか?
WEB系の人にとって、呼吸という生命維持機能と同レベルのスキルがブラインドタッチです。ここに書くことすら恥ずかしいのですが、現場で学んだり、先輩の背中を見て育つ・・・なんてことはなく、自ら出来るようになろうと思わない限り、身につかないスキルでもあります。しかし、現実には、予想外にできない人が多いスキルでもあります。30歳を超えると面倒くさがって習得をあきらめがちなので厄介です。
以上、3つの質問、いかがでしたか?後悔しない採用のためにも、今すぐ質問項目にプラスしておくことをお勧めします。