Web媒体でも最後まで読んでもらえる!「面白い!」文章とは一体何か?

[著]
面白い文章

メール、twitterやFacebook、LINE……インターネット上の様々な媒体で書くことが求められ、文章力を必要とする時代へ突入しています。しかし、書くことが苦手という人も多いのではないでしょうか。そこでWEB媒体で面白い文章、最後まで読んでもらえる文章という点でどこにこだわり、執着すればよいのか、ポイントをまとめてみました。

太宰治のラブレターを読んだことがありますか?

現代社会ではインターネットの登場、多種多様な媒体の登場により、文章を書くという行為が急増しました。メールをはじめ、twitterやFacebook、ブログなど、自分の思いを「口頭で伝える」よりも「文章」で伝えることが多い時代です。書く力を「文章力」なんて言いますが、「文章力」と言われても抽象的でイマイチよくわからないという人も多いのでは?!

そこで、読む人が飽きずに読み進められる文章、面白い文章という点について考えてみたいと思います。小説、シナリオ、企画書など文章でなりたっているものは数多くありますが、良い悪いの判断がつきにくいですし、堅苦しいですよね。では、ラブレターならどうでしょう。学生時代、一度や二度書こうと思った人はいるのではないでしょうか。

電車の中でいつも会う可愛い子がいる。話したことがないし、名前も、住所も知らない。けれども、毎回その子に釘付けになってしまう。会うたびにドキドキしてしまう。このドキドキの理由を、文章にするのがラブレターです。

そこで名作家・太宰治のラブレターをご紹介しましょう。

拝啓 いつも思っています。ナンテ、へんだけど、でも、いつも思っていました。正直に言おうと思います。
お母さんが無くなったそうで、お苦しい事と存じます。
 いま日本で仕合わせな人は、誰もありませんが、でも、もう少し、何かなつかしい事が無いものかしら。私は二度罹災というものを体験しました。三鷹はバクダンで、私は首までうまりました。それから甲府へ行ったら、こんどは焼けました。
 青森は寒くて、それに、何だかイヤに窮屈で、困っています。恋愛でも仕様かと思って、或る人を、ひそかにおもっていたら、十日ばかり経つうちに、ちっとも恋しくなくなって困りました。
 旅行の出来ないのは、いちばん困ります。
 僕はタバコを一万円ちかく買って、一文無しになりました。一ばんおいしいタバコを十個だけ、きょう、押し入れの棚にかくしました。
 一ばんいいひととして、ひっそり命がけで生きていて下さい。
                             コイシイ

この文章は、太宰が想いを寄せる人へ自分の気持ちを素直に表現しています。自分の想いだけでなく、読み手への配慮も随所にしてあり、もらった方はニッコリ!うれしくなってしまいますね。

文章の書き方としてまずこれが基本となります。文章を書く上で大切なことは、ドキドキの中身(言いたいこと)を分析し、考え、そして文章にまとめることなのです。まずはこの部分を頭の中に入れておいてください。

WEB媒体は読まれない。「面白い」「読まれる」文章とは何か?!

文章を書く以上は、最後まで読んでもらいたい、面白いと言ってもらいたいと思うのは当然のことでしょう。WEB媒体においては無料で読めるものがほとんどで、自分で購入していない文章は適当に読んでしまいがちです。

文章の細かいテクニックは確かにあります。書店に行けば参考になる書籍が棚にずらりと並んでいるのでここでは割愛させてもらいます。

面白い文章の基礎を掘り下げたいと思います。結論から言えば面白い文章とは「内容」が面白いということだと私は考えます。そして内容が面白ければ、たいていは誤字脱字が山ほどあっても最後まで読んでしまうものです。

天才画家の山下清の書いた文章が大変参考になります。放浪ぐせを直しなさいと言われ、その反省文です。

僕は毎日々々ふらふらして遠い所迄歩いてるんぺんをして居るのは自分でもるんぺんと言う事はよく成いと言うのは知って居てるんぺんをして居るのは自分のくせか自分の病気だろうと思うので毎日ふらふらっして歩くのはくせか病気だからくせか病気は急になほら無いからだんだんと其のくせをなほそうと思って居るので今年一ぱいるんぺんをして来年からるんぺんをやめ用と思って学園の先生とそうだんをしたのでいくらかくせでもはほそうと思へば今からでもすぐ其のくせがなほると言はれたから今度からるんぺんをするのを思いひってやめ用と思ひますもしるんぺんをした場合は病気と思はれてもかまひません

確かに誤字も多く、当て字も目立ちます。句読点もなく、文章の形になっていません。けれど、面白いのです。人を引きつけ、魅了するのです。それは彼の「放浪」に対する考え方・内容が面白いから、最後まで読んでしまうのです。

考え方・内容をもっと具体的に砕いて表現すると「こだわり」とも言えます。ラブレターをまた例に出します。相手を好き・愛しているという感情だけでは、読む人の心を動かすことができません。その愛がどのような愛なのか、相手は自分にとってどのような存在なのか、相手の人柄や人間性がどのように自分に映っているのかなどなど、さまざまな角度から愛にこだわった時、読む人を引きつける文章が完成するのです。

そのためには、「自分を曝け出すこと」が重要であり、またテーマに対する「執着力」も必要になります。山下清の文章が面白いのは自分を曝け出し、放浪という一つのことにこだわっているから面白い文章なのです。

読み捨て去れてしまうことが多いWEBの文章は書く時は、まずは「内容(テーマ)」についてさまざまな角度からじっくりと考えてください。そしてこの視点は面白いというものをぜひ見つけてください。

紙媒体との違いとして気をつける3つのポイント

最後に、文章といってもWEBと紙媒体の違いと頭に入れておくことをおすすめします。

その1

紙媒体には文字数、画像・写真の制限があります。一方、WEBの情報は入れようと思えば何文字でも、写真もいくらでも掲載できます。WEBでは読む人が楽に楽しく読めるように情報を精査する必要あります。

その2

Webメディアの表現は自由度が高いのですが、その反面、読む側も簡単に別のサイトに移動したり、読むことを途中でストップしてしまう人がたくさんいることを認識してください。文章の書き方は”最後まで読み飛ばされないようにする”ことを最大限に意識した上で、結論から先に述べる文章が多いです。WEBでは、一文節に言いたいことは一つに絞ると良いでしょう。そのつながりで文章にすると読み手が苦労せずにスラスラ読むことができます。

その3

文章が掲載されているメディアを購入しているか、していないかの違いです。この部分を意識しないで書くとWebの文章はたいていは読まれません。

気に入った雑誌の記事を読み直すことはあっても、Webメディアの記事を読みなおされることはあまりありません。紙は再読に適した媒体ですが、WEBは再読にはあまり向いていません。WEB記事はだからこそ面白いものでなければ読まれないことを前提としておくと良いでしょう。Web用の記事を書いたときは自分で何度も内容を精査し、そして推敲するなど、文章の質を上げることを惜しまないでください。

面白い内容、面白い記事と強調してきましたが、面白い、面白くないとは読む人の主観です。ある人にとっては、ちんぷんかんぷん、どこが面白いのか分からない場合もあります。

例えるなら、文章の良し悪しは食べ物の良し悪しと同じで、所詮は嗜好品なのです。自分が面白いと感じたことを率直に表現すればよいのです。気楽にパソコン、キーボードと向き合ってくださいね。

まとめ

面白い記事とは内容・素材が大切です。板前、コックなど料理の世界でいわれる「腕2割に材料8割」は文章にも通じることです。内容をよく吟味し、読み手の頭と心に訴えかけることで面白さは加速します。

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