自社のサイト表示のスピードを測ったことがありますか?「正直なところ表示速度の大切さは認識しているものの、具体的に測ったことはない」という企業が大半ではないでしょうか?残念ながらその態度は甘いと言わざるを得ません。有力企業が発表している表示速度とユーザーの満足にかんする各種報告書を参照しながら、サイト高速表示の重要性を再確認し、具体的に対策に移しましょう!
表示スピードがユーザーに与える影響についての各社の調査結果
Amazonの調査ではページの表示速度が0.1秒遅くなるたびに、売り上げが1%低下することを指摘しています。
0.1秒というと体感速度的にはよく分からないレベルかもしれませんが、1秒遅くなると10%ダウンということになります。コンテンツのコピーや画像を一生懸命質の高いものにしていこうとしたり、ランディングページのコンバージョンを少しでも上げようとしているときに、この10%ダウンは痛いです。
またGoogleは、ページの反応が0.5秒遅くなるだけでアクセス数が20%低下するとしています。
仮にあなたのサイトがほぼ標準的な表示スピードをキープしていたとしても、競合他社があなたのサイトよりも0.5秒早ければアクセス数の20%は競合に流れてしまうかもしれません。
もっと衝撃的なデータとしては、フォレスター・リサーチの調査があります。WEBサイトのパフォーマンスに不満を感じた場合、79%のユーザはそのサイトで二度とショッピングをしないとしています。つまり「なんだかおそいなあ」と思われたら最後リピーターの獲得は絶望だということです。
フォレスター・リサーチと同じ顧客満足に関する調査では、米Aberdeen Groupのレポートが有名です。レポートでは、表示スピードが1秒遅くなるとコンバージョンが7%、顧客満足度が16%低下するとされています。
いかがですか?かなり衝撃的な数値ではないでしょうか?
表示速度を上げて直帰率を改善する手っ取り早い方法
表示速度の現状把握でよく使われるのが、GoogleのPageSpeed Insightsです。
PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
もちろん無料で使うことができます。使い方は、調べたいサイトのURLを入力して「分析」をクリックするだけ。自動的に各ページの改善点が出てきます。
「修正方法を表示」をクリックすると、何に着手したらよいかの提案と、具体的に縮小されるバイト数と修正できるパーセンテージが出てきます。
まとめ
以上サイト表示高速化の重要性とその具体的方法を見てきました。分かっているけどついつい後回しになってしまう部分ですが、ページビューを増やしたりコンバージョンレートを上げたりするのにあたって、コンテンツの中身を向上させるのと同じくらい重要な要素であることを再確認し、さっそく改善に着手してみてください。