4月14日、16日と熊本県を震源とする熊本地震が発生しました。この地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。未だ余震が続き安心のできない日が続いておりますが、皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
4月19日現在も通信障害が起こっています。地震や他災害の起こった時の災害用伝言板・音声お届けサービスについて確認をましょう。
各伝言板は地震では震度6弱以上が起こった時にサービスが開設されます。なお、スマホでは災害時専用のアプリが必要な場合がありますので必ずダウンロードし使い方を確認しておくようにしてください。
docomo(ドコモ)の災害用伝言サービスについて
災害用伝言板
docomoの災害用伝言板では、1携帯電話番号あたり10件のメッセージを保存することが出来ます。メッセージの登録は日本語または英語で両方の併用も可能です。
「登録お知らせメール」の登録可能件数は、以下のようになります。
- 事前に登録可能件数:最大5件
- ファミリー割引グループ:最大9件
- メール送信希望者:最大20件
災害用伝言板のメッセージ登録方法(スマホ、ガラケー共通)
害用伝言板のメッセージの登録方法についてみていきましょう。なお、画像の携帯会社はdocomoになります。
まずは、dメニュー/ドコモサイトの「災害用安否確認」を選択します。
「災害用伝言板」をクリックします。
「安否の登録」をクリックします。
携帯電話の番号の表示・非表示を選択して「設定」をクリックします。
「無事です」「避難所に居ます」等のチェックボックスから適当なものを選択(複数選択が可能です)。
コメント欄に全角100文字以内でコメントを入力します。
「送信」をクリックし、完了画面が表示されれば伝言板のメッセージの送信完了です。
災害用伝言板での安否確認方法(スマホ、ガラケー共通)
続いて、家族や知り合いの安否の確認方法をみていきましょう。
災害用伝言板から「安否の確認」をクリックします。
「伝言板確認画面」が開くので、安否を確認したい人の電話番号を入力します。
登録されているメッセージが検索されました。メッセージをクリックします。
なお、携帯会社が別の場合でも、メッセージが登録されている場合「該当の事業者(A社)の災害用伝言板へ」のリンクが表示されます。
登録されたメッセージを確認することが出来ます。
災害用音声お届けサービス
災害用音声お届けサービスの利用方法です。なお、スマホでは事前に「docomo災害用キット」のアプリをダウンロードしておく必要があります。
ガラケーではメニュー→電話機能より「災害用音声お届けサービス」からご利用頂けます。登録方法はスマホ・ガラケーでほとんど同じなので、今回はスマホからの登録方法をみていきましょう。
ガラケーからの詳しい登録方法は、docomo公式ページをご参考ください。https://www.nttdocomo.co.jp/info/disaster/disaster_voice/guidance/index.html
災害用音声お届けサービスの登録方法(スマホ)
「docomo災害用キット」のアプリを開きます。
下部にある「災害時に音声メッセージの送信と確認ができます。」をクリックします。
「送る」をクリックします。
メッセージを送りたい電話番号を入力・選択します。
災害用音声お届けサービスの送り先を確認し、クリックします。
録音ボタンをクリックし、録音を開始します。(ボタンが緑色になっていると録音中です)
1メッセージ当たり30秒間録音が可能です。
録音ボタンを再度クリックすると録音が完了し「録音完了」画面が開きます。「送る」をクリックしましょう。
送信完了画面が表示されたら、音声メッセージの送信が完了です。
SoftBank(ソフトバンク)の災害用伝言サービスについて
災害用伝言板
SoftBank(ソフトバンク)でも、安否情報を登録したメッセージをソフトバンク以外の携帯会社・パソコン・iPad を含め、その他インターネット上から利用することが出来ます。
災害用の伝言板にて家族・知人のEメールアドレスを設定することで、自動的にメールが送信されます。
対応言語は日本語と英語の2カ国語です。登録する内容は、「無事です」「移動中です」といった選択する内容の他に、全角100文字まで設定が可能です。保存は1電話番号当たり80件までです。
利用方法
メッセージの登録・送信方法については、docomoの登録方法・確認方法をご参考下さい。
なお、災害用伝言板からはメッセージの確認・削除もできますので、詳しくは以下からご確認下さい。
http://www.softbank.jp/mobile/service/dengon/boards/howto/
iPhone、スマホ、タブレットからの利用方法
アプリをダウンロード
以下のURLよりアプリをダウンロードし、利用しましょう。
http://www.softbank.jp/mobile/service/dengon/boards/howto/
または、My SoftBankにログインしてアプリをダウンロードします。
http://dengon.softbank.ne.jp/からアクセスします。アプリは必ずダウンロードしておきましょう。
注:SoftBank スマートフォンにあらかじめダウンロードされているブラウザからのみ安否登録が可能です
ガラケーからの利用方法
Yahoo!の携帯用トップページから、「災害用伝言板」を選択
災害用音声お届けサービス
災害発生時に、音声発信が集中することでつながりにくくなった時に音声通信に代わってパケット通信から音声メッセージを届けてくれる災害時専用サービスです。
対応言語は日本語・英語の2ヶ国語です。音声メッセージが受信者に確認されたことも、SMSにて送信者に送られます。
- メッセージ保存件数:20件
- 保存期間:10日
- メッセージ録音時間:30秒
- アクセス環境:3G/4G/Wi-Fi
iPhone、スマホ、タブレットからの利用方法
アプリをダウンロード
「災害用音声お届けサービス」をスマホで利用するためには、事前にアプリをダウンロードしておく必要があります。以下のURLよりアプリをダウンロードし、利用しましょう。
http://www.softbank.jp/mobile/service/dengon/boards/howto/
ガラケーからの利用方法
メニューから「ツール」を選択
「災害用ツール」を選択
「災害用音声お届けサービス」の詳しい登録方法・確認方法は以下よりご確認下さい。
http://www.softbank.jp/mobile/service/dengon/voice/howto/
体験サービスについて
SoftBankでは、以下の期間に災害伝言板と災害用お届けサービスの体験が可能です。家族や職場・学校での災害時の連絡方法として利用するシュミレーションを行う際に利用してみましょう、
- 体験サービスの開設期間
- 毎月1日・15日
- 防災週間(8月30日から9月5日まで)
- 防災とボランティア週間(1月15日から1月21日まで)
- 正月三が日(1月1日正午から1月3日午後11時まで)
auの災害用伝言サービスについて
auでは安否確認伝言板のサービスのみを実施し、音声サービスは実施していません。なお、PCや携帯電話会社を使用している人の安否確認はhttp://dengon.ezweb.ne.jp/で電話番号を入力し確認して下さい。
サービスの概要は以下の通りです。
- 内容は「無事です。」「被害があります。」などの選択に加えて100文字以内のコメント入力が可能
- 安否情報は1電話番号当たり10件まで
- 安否登録はスマホでは全国で可能、ガラケーでは被災地域を担当している営業エリアおよびその周辺(詳しくは「災害用伝言板」で要確認)
- 安否情報は全国から確認可能
- 安否お知らせメールの設定あて先件数は5件まで
ガラケーからの利用方法
3Gケータイ
「Z」ボタンをクリック
「トップメニュー」をクリック
「災害用伝言板」をクリック
4G LTEケータイ
メニュー画面から「アプリ」をクリック
「au災害対策」をクリック
「災害用伝言板」をクリック
スマホ・iPhoneからの利用方法
Android搭載スマートフォン
「au Market」または「AppStore」から災害用アプリをダウンロードする必要があります。
「au災害対策」で検索し「au災害対策」アプリをダウンロード
Windows Phone (IS12T)
ホーム画面の「Internet Explorer」を選択 (auポータル(auスマートパスTOP))
「災害用伝言板」をクリック
Firefox OS(Fx0)
ホーム画面の「au災害対策アプリ」を起動
「災害用伝言板」をクリック
注:安否情報の登録を行うには、メールアドレス (~ezweb.ne.jp) が必要です。あらかじめ、メールアドレスの取得をしておきましょう。
災害用伝言板の登録・確認方法はdocomoでの登録・確認方法で確認してください。また、詳しくはau公式ホームページをご確認ください。http://www.au.kddi.com/mobile/anti-disaster/saigai-dengon/
災害用伝言板体験サービス
auでの災害用伝言体験サービスの実施期間は以下の期間になります。
- 提供時期
- 毎月1日・15日 (0:00~24:00)
- 正月三が日 (1月1日12:00~1月3日24:00)
- 国の「防災週間 (8月30日~9月5日)」および「防災とボランティア週間 (1月15日~1月21日)」
まとめ
地震や災害はいつ起こるか分かりません。また、災害対策はつい後回しにしてしまいがちですが、特に災害用アプリのダウンロードは必ず行っておきましょう。また、確認・登録方法を一度チェックしておくことでいざという時に落ち着いて行動しやすくなります。家族でも、災害時にお互いを確認する方法を話し合って統一することも忘れないでください。
他にも、Googleのパーソンファインダーというサービスでは検索して人を探す・安否を伝えることができます。名前や携帯電話番号で検索が可能ですので、一度確認しておきましょう。