Webサイトを制作したりWebネタのライティングをしたりしていると、昔のサイトのデザインを確認したいことがちょくちょくあるのではないでしょうか?そんな時にかなり役立つのが「WayBack Machine(ウェイバック マシン)」というサイトです。このサイトを使えば、現存するサイトの以前のデザインや、すでになくなってしまったサイトのデザインを確認することができるのです。
WayBack Machineってどんなサイト?
URL:http://archive.org/web/
WayBack Machineとは様々なWebサイトのアーカイブを保存していて、過去のデータを閲覧することができるとても便利なサイトです。1996年にブリュースター・ケールによって設立された「インターネット・アーカイブ」という非営利団体が運営しています。
Webサイトの過去の姿を時系列で見られるので、競合サイトがどのような変更を施してきたかも確認できます。色々なサイトをチェックすることで、サイト運用のヒントを得ることができます。
WayBack Machineの使い方
枠内に調べたいサイトのURLを入力し、右側のBROWSE HISTORYというボタンをクリックします。
アーカイブされている期間がグラフで表示されます。一番古いデータが1996年になりますので、1996年の部分をクリックします。
1999年のカレンダーが出てきて、青い部分がデータが保存されている日になります。最初のアーカイブが11月20日なので、11月20日をクリックします。
1996年11月20日にアーカイブされた、Yahoo! JAPANのトップページが表示されます。
誰もが知るWebサイトの初期の姿
有名なWebサイトの初期のトップページをいくつかご紹介します。
Yahoo! JAPAN(1996年11月20日時点)
現在のトップページと比べるとかなりシンプルで、ポータルサイトの要素はおまけ程度でした。この頃はカテゴリをたどって目的のサイトを見つけるディレクトリ型の検索エンジンが主流でした。
楽天市場(1997年6月1日時点)
こちらもかなりシンプルで、一見なんのサイトだかわからないくらいです。当時はネット回線が遅かったのもあり、ECサイトであっても画像は必要最低限しか使用されていませんでした。
Amazon.co.jp(2001年3月9日時点)
アマゾンジャパンのトップページです。2001年なのもあって比較的現在のものに近く、違和感はそこまで感じません。この頃のアマゾンはまだ書籍しか扱っておらず、トップページにも和書と洋書のカテゴリしかありません。
ORICON(1999年10月8日時点)
オリコンのWebサイトです。画像は少なくテキストメインの構成ではありますが、情報サイトだけあってコンテンツが豊富です。当時としてはリッチコンテンツの部類といえるでしょう。
首相官邸(1996年11月8日時点)
首相鑑定のWebサイトです。いかにも黎明期のサイトといった雰囲気を醸しだしています。トップページには速報ページへのリンクのみという超シンプルな構成です。
日本コカ・コーラ(1997年7月4日時点)
コカ・コーラのWEbサイトです。トップページは自販機のみです(笑)自販機をクリックして中のページに進むことでコンテンツ一覧が表示される構成でした。
まとめ
このように、WayBack Machineを利用することで、過去のWebサイトをチェックすることができます。Web関連の職種であれば業務に活かせるのはもちろん、Webが好きな人であれば眺めているだけでも面白いと思います。是非、WayBack Machineを活用してみてください!