こ、こんなに違うの?各SNSの特徴を知って注目される配信を目指そう

[著]
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Facebook、Twitter、Instagram、そしてLINE。現在日本で主流となっている4つのSNSは、企業・店舗にとって絶好の宣伝の場でもあります。

でも、この4つのSNSのどれにも同じような配信をするだけでは「効果的マーケティング」とはなりません!まずは各SNSの特徴やユーザ層の傾向を掴んで「SNSの使い分け」をしてみましょう。

1.Facebookの特徴

フェイスブック

特徴:ネット上の「オフィシャルな顔」

最大の特徴は「実名登録」であることです。また年齢・性別・地域・職業等の個人データを公開するユーザ率が高いという傾向も持っています。

ユーザ層:20代は「リア充」中心、ミドル層・高齢層ユーザ率の高さにも注目

最も利用している層は20代後半~30代前半。ただし20代には実名での行動公開に抵抗を感じる人も多く、アクティブユーザ層が「リア充(リアルな現実社会の生活が充実している人)」に偏る傾向を持っています。対して30代・40代では「ビジネス用ツール」として活発に使用する層が多く、50代以上の高齢層の利用率も比較的高めです。

配信メリット1:ターゲット層を掴んだマーケティングがしやすい

ユーザ年齢層を13歳~65歳まで1歳刻みで絞れるなど、「ここだ!」というターゲット層に宣伝を配信できるのが最大のメリット。アンケート調査等の機能も充実しており、ユーザ情報を収集する場としても適しています。

配信メリット2:宣伝が残りやすく、反応率が高い

Facebookは実名発言となる分、ユーザの発言回数は他SNSに比較して少なめ。そのぶんタイムライン(TL)の動きは遅く、一度配信した宣伝が長く残る傾向にあります。また宣伝への反応率も高く、好意的な反応が得やすいのも特徴です。

好反応を得やすい商品・宣伝スタイル:「ポジティブ」「スタイリッシュ」「社会的」

現実生活をよりポジティブなものへ向かわせる商品が好まれます。代表例としてはビジネスセミナー、ライフスタイル関連、見栄えの良いファッションやコスメ等です。大手企業もスタイリッシュでスタンダードな文体・画像イメージを用いることがほとんど。「オフィシャルさ」を重視することが大切です。

画像参照元サイト:https://www.facebookbrand.com/

2.Twitterの特徴

ツイッター

特徴:日本独特の「匿名性の高いSNS」

日本におけるTwitterの特徴は「実名登録者が少ない」という点。またビジネス用・趣味用等に複数のアカウントを登録し、用途に応じて使い分けるユーザが多い傾向にあります。

ユーザ層:10代・20代とオタク・サブカルチャー層が多い

Twitterのユーザ層は10代・20代が50%以上を占めています。またアニメ・マンガ等のいわゆるオタク文化やネットスラング、映画等のカルチャー系の話題も頻繁にトレンド入りする等「隠れオタク層」や「趣味層」が多いのも特徴です。

配信メリット1:リツイートによる爆発的な拡散力

匿名性が高い分、ユーザは「面白い、目新しい」と感じると気軽にリツイート(拡散)する傾向にあります。フォロワーではないユーザに対しても企業名・新商品等の情報拡散を狙えるチャンスは高いと言えるでしょう。

配信メリット2:「ユルさ」と「親しみやすさ」で企業イメージのアップ

「スマートさ」よりも「ネタやユルさ」が好まれるのがTwitterの傾向。『SHARP』や計測器の『タニタ』・『無印良品』等の大手企業も、他のSNSでは行わない「くだけたツイート」でのイメージアップ戦略を行っています。リプライ(返信)で気軽にユーザとコミュニケーションが取れるため、相談受付等の窓口として使用する企業も多いです。

好反応を得やすい商品・宣伝スタイル:「インパクト」「話題性」「面白い」

ニッチな商品や目立つ特徴のある商品、また既存商品の「知られていない使い方」等、話題性が高い宣伝が注目を集めます。ハッシュタグによるキャンペーン等でも捻りを効かせたものが多めです。

また、「宣伝ツイートの中に面白ツイートが紛れている」と知られるとフォロワーからリストに入れられ、タイムラインを遡ってツイートをチェックして貰える可能性も高まります。

画像参照元サイト:https://about.twitter.com/ja/company/brand-assets

3.Instagramの特徴

インスタグラム

特徴:写真コミュニケーションによるSNS

Instagramには写真加工の機能が様々あり、誰でも気軽に美しい画像を提示することができます。「写真・イラスト」等ビジュアルイメージが重視されるSNSです。

ユーザ層:20代「オシャレ女子」の圧倒的な多さ

ユーザ層は10代・20代が主流。特に20代女性のアクティブユーザ層が多いことが注目されています。ライフスタイル全般にわたり「オシャレなもの」に敏感なユーザが多いのが特徴です。

配信メリット:企業・商品のイメージアップによる「見込み客」の拡大

各企業のInstagramの宣伝配信では「実用性(価格・商品スペック)」よりも「イメージ」が重視されています。アパレルの場合「商品画像のみ」を見せるのではなく「実際のコーディネートをオシャレに提案」という具合です。ビジュアル重視のパンフレットを想定すると良いでしょう。直接購買に結びつけるより「見込み客の拡大」を狙った宣伝が多く展開されています。

好反応を得やすい商品・宣伝スタイル:「スタイリッシュ」「オシャレ」「かわいい」

ファッション・インテリア・コスメ・旅行・スイーツ・雑貨・カフェ等、センスの良いライフスタイルを提案できる商品・宣伝が好感触を得やすい傾向にあります。実用的なメイクレクチャーやコーディネート動画を展開するブランドもありますが、いずれも見応えのある「美しいビジュアル」が意識されています。

画像参照元サイト:http://instagram.com/press/

4.LINEの特徴

ライン

特徴:無料電話やスタンプによる便利な連絡ツール

LINEの特徴としては、無料電話サービスがあること、そして絵のみを贈り合う「スタンプ」によるコミュニケーションが活発であることが挙げられます。また送ったメッセージが読まれたかを確認できる「既読機能」があるため実用的な連絡手段としても使いやすく、携帯音声通話・メールにとってかわる連絡ツールとなりつつあります。

ユーザ層:全年齢層への普及、アクティブユーザ層の多さに注目

スタート当初は10代・20代を中心としてきたLINEユーザ層ですが、ここ1~2年で30代~50代以上のユーザ層も劇的に増え、全年齢層が登録するSNSとなっています。これは「家族間・ママ友・職場仲間」等、リアル社会での連絡手段としてLINE使用が増えた影響です。

メールや携帯電話のように頻繁な連絡チェックが必要となるため、他のSNSに比較しアクティブユーザ層が非常に多いことも特徴となっています。

配信メリット:「ライトなネットユーザー」への販売促進

LINEは「他のSNSはやらない」「初めてスマホを持った」というユーザも連絡手段のために使うことが多いSNS。そのため、いわゆる「ライトユーザー層」へのマーケティングが期待できます。

好反応を得やすい商品・宣伝スタイル:「おトク」「リーズナブル」「ファミリー・仲間」

10代を中心とした学生やファミリー層等の多さから、リーズナブルで気軽に試せる低価格帯商品が注目を集めやすくなっています。特にクーポンの開封率・利用率は他のSNSに比較して非常に高いです。各企業も「仲間で使えるクーポン」「ファミリーで使えるクーポン」等、様々なスタイルのクーポン・キャンペーンを展開しています。

画像参照元サイト:http://line.me/logo/ja

SNSでの配信を成功させるには?

自社商品に合ったSNSを選ぶ

大手企業のように「SNS宣伝担当」が常任し、多数のSNSを常にチェックできるのであれば良いですが、このような管理体制を敷くのは難しいところ。手始めには「最も自社イメージに合いそうなSNS」を1つ~2つ選んで、そのSNSでの宣伝を重点的に行った方が戦略も立てやすくなります。

複数SNSでは「文章・画像」のスタイルを分ける

上記のとおり各SNSでは「受け入れられやすい話題・画像」に違いがあります。Facebookではカッチリとスマートに。Twitterではややカジュアルに親しみやすくと。それぞれのSNSにおけるキャラクター作りを考えてみましょう。

画像を見切れさせない

それぞれのSNSでは画像の表示方法(表示サイズ)が異なります。どんなにキレイに作った画像でも、タイムライン上で見切れては意味がありません。画像サイズを各SNSに最適化するようにしましょう。

誘導するサイトはスマホ対応にしSNSボタンを設置する

SNSユーザの多くはスマホ閲覧をしています。宣伝から誘導されたサイトがPC版では、せっかく誘導に成功してもページを閉じられる可能性が大。誘導するサイトやブログは必ずスマホに対応させましょう。

またサイト上にもFacebookの「いいね!」ボタンやTweetボタンを設置し、誘導されたユーザが更に情報をSNSで拡散してくれることを狙うのも大切です。


10万いいね!目指してます。

   

   

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