ニュースサイトやSNS等で、日々、目にするイメージ広告。広告出稿側からすると、ロゴマーク、コーポレートカラー、商品写真等、テキスト広告では表現できない多くの要素をユーザーの目に届けることができます。ジャンルを問わず高いCVR(コンバージョン率)を叩き出す、追跡型のリマーケティング広告でも大活躍!
今や、広告運用において欠かせない存在となったイメージ広告の作り方を、順を追ってご紹介します。
1.はじめに確認しておきたい5つのポイント
イメージ広告を単なる画像とあなどってはいけません。いきなりPhotoshopやFireworksを開いて作り始めるなんて、愚の骨頂です。Webサイトを作るときだって、クライアントからいろいろヒアリングしますよね?であれば、イメージ広告を作るにあたっても、最低限、以下の項目を確認してからスタートしましょう。
・何の広告か
例えば、通販サイトの場合、ショップ自体の広告なのか、特定の商品やカテゴリの広告なのか確認しましょう。もちろん、イベントやキャンペーンということもありますよね。
・コアターゲット
商材が分かれば、自ずとターゲットも決まるはず。イメージ広告のためにペルソナ設計までしなくてもいいと思いますが、認識を共有しておきましょう。
・広告媒体
GoogleAdWordsのディスプレイネットワーク、リマーケティング広告、YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)、Facebook広告、Twitter広告・・・イメージ広告を配信できる媒体はいろいろありますからね。
・目的
イメージ広告クリック後に狙う、ユーザーの行動をチェック。資料請求やお問い合わせ、来店予約など、何のための広告かは重要なポイントです。純粋な認知目的というケースも稀にあります。
・リンク先URL
広告クリック後、どのページに飛ばすのか?イメージ広告とランディングページがチグハグでは、高い成果は期待できません。
2.素材と要素の下ごしらえ
広告デザインにあたって必要なものを揃えましょう。宣材写真、ロゴ等の画像データはお客様に手配。ヘッドコピー、訴求ポイント等の文言は制作側が準備するケースが多いと思います。
今、ご覧いただいているココ街の広告を作るのであれば、以下のような感じでしょうか。
【ヘッドコピー例】
- ベタなパターン
現場感あふれるWEB情報が集う場所
- 人気のある記事からピックアップ
店長さん必見!スマホユーザーの「今」を刈り取る5つのキーワード群??
- 書き手を訴求
川島康平書き下ろしの記事が読めるのはココだけ!!
【その他の要素】
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3.デザイン
素材と要素の準備が終わったら、いよいよデザインです。イメージ広告には大小様々なサイズがありますが、PCやスマホでも表示回数が多く、比較的作りやすいレクタングル(大)で作ってみます。
1.まずはキャンパスに要素を置く
レクタングル(大)のサイズ(336×280)に設定したキャンパスに、何も考えず、とりあえず置いちゃいましょう。使うか迷ってる要素も、置いてみるとインスピレーションが湧くことがあります。
2.レイアウトを練る
あーだこーだイジりながら、レイアウトを練っていきます。この段階でヘッドコピー等の要素が変わったっていいんです。
3.仕上げ
枠線を二重にして。。。ハイライト入れて。。。吹き出し追加して。。。はい。完成です!!
素材や要素の準備も含めて、約40分かかりました。まぁ、こんなものでしょう。
なかなか満足できるイメージ広告が作れない場合、バナーのまとめサイトを参考にしてみましょう。
バナーデザイン専門ギャラリーサイト「レトロバナー」
http://retrobanner.net/
バナーデザインアーカイブ
http://banner.keizine.net/
BANNER LINKS
http://nonamedesign.info/banner/
4.一晩寝かせる
納期の問題もありますが、翌日にもう一度チェックすることをオススメします。イメージ広告制作のように100点満点のないクリエイティブな仕事は、その日の気分や体調で仕上がりが変わるものです。あえて一晩寝かせて、前日の自分の作品をチェックしてみてください。
5.書き出す
GoogleAdWordsのレクタングル(大)の場合、「ファイルサイズは150KB以下」、「336×280ピクセル」、「ファイル形式はGIF、JPG、PNG、(SWF)」という出稿にあたっての決まりがあります。媒体により仕様が異なるので、要チェックです。
・GoogleAdWords(イメージ広告の作成方法とサイズ)
https://support.google.com/adwords/answer/1722096?vid=1-635792757554325046-216242480
・YDN(画像広告)
http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/course/ydn/display/index.html
・Facebook広告(広告主向けガイド)
https://www.facebook.com/help/337584869654348/
まとめ
「川島流!はじめてのイメージ広告作成5つのステップ」いかがでしたか?
現場では、レクタングル(大)で制作した後、他のサイズに展開する仕事があります。慣れるまでは、完成に何時間もかかってしまうかもしれませんが、クオリティとスピードを両立できるデザイナー目指して、がんばってください。数稽古、大事です。