ほんの些細な一言で、女性の機嫌は良くも悪くもなります。ってことは、つまり、ツボさえ抑えれば、ブログ文章で女ゴコロを掴むのは可能かもしれない、のです。特に男性担当者が書く女性向けブログでは、無神経、無自覚が命取りにならないとも限らない。
リアルな会話だと修正できないけれど、ブログなら事前にチェック、見直しができるので、念入りに、別人の目線を持ったつもりで読み返しましょう。
年齢表現は、ターゲット層の一回り下を目指せ。
例えば「40代のミドル層」なんて、本当のことをダイレクトに言っちゃダメですよ。女性の年齢は、一回りほど下にサバを読むくらいで、ちょうどいい。女性誌のターゲット設定でも、25歳をメイン読者に想定した場合、実際の主な購入層は10歳上の35歳前後だとか。顧客を50代女性で狙いたいなら、40代女性をイメージして文章を書くのが良さそう。
褒めパターンだと「欲張りなやんちゃ世代」「元気印の年代は?」といった具合に。逆に、加齢へのコンプレックス訴求なら「折り返し世代の落とし穴」といった、ヒネリを使ってみるといいでしょう。
取り扱い要注意! 多彩すぎる女性のライフステージ。
女はいくつもの顔を持っているという現実を、うっかり忘れないことはとても重要。例えば「妻」「母」「嫁」など、家族の肩書を複数持つ女性もいれば、そこそこの年齢の女性であってもシングルもいます。さらにシングルアゲインも。ひいてはシングルマザーも。あまり神経質になるとブログを書く手が止まるので、ざっくりで結構です、いろんな女性がいる! とだけ心得ておけば十分。そして彼女たちが、どんな悩みを抱えているのかを想像すると、コンプレックス訴求の輪郭が見えてきます。
ちょっとした気遣いが、女性の共感を得るキッカケになることも。不妊治療と言わず妊活と言い換えてみる。嫁姑バトルや親の介護を、我が家の世代交流と銘打って希望を与えみる。ニーズを絞り込んで婚活を再婚限定にする。親子参加を狙った料理や野菜栽培など分野別の教育コンテンツを提供。などなど。女性への思いやりがアイデアを豊かにしてくれます。
さらに! ブログを書くことで、これらの、ちょっとした心配りが身につけば、リアルでも役立ちます。