月間のアクティブユーザー数が3億人を突破(2014年12月時点)し、世界的な巨大メディアとなったInstagram。今年になって日本でのローンチが発表されたInstagram広告も、大きな注目を浴びています。Instagram広告の概要と活用事例についてまとめました。
Instagram広告の概要
Instagram広告とは、フォトSNSサービスのInstagram(インスタグラム)上での広告出稿サービスのこと。いわゆる「インフィード型」の広告タイプですね。Instagramの親会社はFacebookのため、Facebookにおけるユーザー情報を活用した、高いマッチングが大きな強みとなっています。Facebook広告での運用資産もそのまま使える可能性が高いので、Instagram広告をはじめるハードルも高くはないでしょう。
Instagramの母国である米国では、2013年11月よりInstagram広告が開始されています。「リーバイス」や「アディダス」などの企業での活用事例が知られており、今回は満を持して日本でのサービスが開始されたことになります。日本でのローンチにあたり、Instagram上で公式アカウントを活用している下記の3社から順次導入していくことが発表されています。
- 日清食品(チキンラーメン)
- 土屋鞄製造所
- 日本ロレアル(ランコム)
Instagram広告は通常の投稿と一緒に並び、広告の右上には「広告」(英語の場合は「Sponsored」)と表示されます。この表示をタップすることで、広告内容の詳細を見たり、ユーザーの興味を惹かない広告を除外することができます。
なお、Instagram広告は従来の投稿をジャマしないように最大限の配慮が施されているようです。できるだけフィードにとけ込むように、さまざまな配慮が見られます。Instagram広告を利用する際は、こういった点に注力しながら活用していくことが求められます。
Instagram広告の活用事例
実際にInstagram広告を利用している企業についてご紹介していきましょう。
(1)日清食品(チキンラーメン)
URL:https://instagram.com/chikinramen_hiyoko/
ご存じチキンラーメンのInstagram広告です。歴史の長い食品ですが、キャラクターを前面に出して新しいライフスタイルを提案していることがわかります。日清食品はInstagramだけでなく、LINEなど他のSNSも効果的に活用しています。
(2)GAP
URL:https://instagram.com/gap_jp/
アメリカのファッションブランド、GAPです。Instagramの動画広告を活用したストーリーが特徴。視聴者の心に訴えかける、キャッチーな広告戦略を行っています。
(3)AirBnB
URL:https://instagram.com/airbnb/
世界中の宿泊施設をネットで探したり借りたりできるサービス、AirBnB。ファッショナブルに宿泊施設を探すことができるので、若年層を中心に効果的にリーチしているのでしょう。
Instagram 広告が向いている業種
Instagram広告は、ブランディングに活用している企業が多く見られます。手軽にクリエイティビティを楽しむことのできるSNS、Instagram。LINEなどのように若年層のユーザーに強いことからも、ファッションやライフスタイルなどの分野での活用が見込まれます。
まとめ
Instagramには、今回ご紹介したInstagram広告の他にもいくつかの広告サービスが存在しています。最新の動向をしっかりとウォッチして、効果的なマーケティング施策に活かしていきたいものですね。