「女性向けページを作っても、反応が悪いなあ」と悩んでいる人も多い様子。女性に「良い印象」を与えるのって、意外とむずかしいですよね。実は、女性と男性では、「文章の受け取り方」や「買い物の楽しみ方」にちょっとした違いがあるようなのです。カンタンな「違いのポイント」を抑えれば、女性読者の反応はビックリするほど変わるはず。ここではそんなポイントを紹介していきます!
1.まずは「共感」が重要
さて、上記の前文を読んで「前置きはいいから、早くポイントを教えてくれよ」と思った男性も多いのでは? ところが…この前文こそ「女性向け」記事のポイントなんです!
一般的に男性は、情報伝達で「いかに早く結論を得るか」という点を重視しがち。しかし女性は「書き手が自分(読者)の悩みをわかり、悩みに沿ってくれるか(共感するか)」という点を大切にする傾向にあります。冒頭で「あなたは今○○で困っていない?それは大変だよね」という「共感」を示すだけで、「そうそう!」という「書き手の声を聴く姿勢」が生まれるわけですね。
2.無意識の「強い文末」はNG
男性向けのビジネス文書等では、よく「○○したいなら××しろ!」と言った強い命令形のものがありますよね。男性の場合「立場や能力が上」と考えられる人の言葉は、比較的素直に受け取る傾向が見られます。でも女性の多くは、このような「上から目線文章」にとても敏感。さらに「論理的」「断定的」な文章に対し「つめたい・感じが悪い」と受けとることも多いのです。この二点を踏まえ、代表的な「NGワード」を挙げてみます。
- 「~してください」(命令形)
- 「~べきです」(強く断定的)
- 「できません」(強い否定形)
命令形は「してみましょう/してみては?」、断定は「~のようです、~の筈」と言った文末に。また否定形は極力控え、「NG/ちょっと難しい」などのソフトな表現に変えてみましょう。
3.擬態語で「イメージアップ」をさせるタイトルを!
買い物をする際、男性の多くは「左脳的(論理的)」であり、商品のスペック(数値・素材等)に注目しがち。反対に女性の場合、買い物では「右脳的(直感的)」な点が多く、その決定打には「イメージ」が大きく影響を及ぼします。そこで「良いイメージ」を与えるために挙げられるのが「擬態語(状態を音であらわす言葉)を使う」という手。「カリカリッとした食感」「ぷるぷるの肌」…よくグルメ雑誌や美容CMなどで見かけますよね?
とは言え、女性だって「イメージのみ」で買い物するわけではありません。そこで「必須のスペック+擬態語」で構成されたタイトルを作ってみます。
例1:「緑に包まれてほっこりウエディング。×円台でできちゃう結婚式」
例2:「○○産リネンで夏でも肌サラサラ!大人の上質シャツ特集」
「打ち出したいスペック(商品情報)」は必須の1~2点にまで絞り、「最も与えたいイメージ」を想起させる擬態語を選んでみましょう。
まとめ
女性向け記事作りのポイントをまとめると「読み心地がソフトである」という点に行き着きます。記事のデザインのみならず、文章でも「感じが良いな」と思って貰える「やわらかさ」を意識してみましょう!